李克強首相が北海道トヨタ視察で「ミライ」に驚嘆

先日の中国の李首相の訪日で北海道の豊田工場を訪れ、李首長が燃料電池車のミライを視察時の様子が中国で話題になっています。

先進技術を見て驚いた李首相の表情がうかがえます。

日本は水素社会の実現を目指しており、その先駆けとなるのが燃料電池車です。

中国でも環境負荷の少ない自動車の製造を目指して規制の強化をしており特に電気自動車の伸びはすごいですが、燃料電池車はまだ実在しないものとしてとらえられているようです。

 

(※語学話ですが、こちらで喜馬拉雅アプリを紹介していますが、この李総理のトヨタ視察についての

音声もありますので、是非聞いてみてください)

中国の法令・規制

中国政府はPHEV・ EV・ FCVを「新エネルギー車」とし、特に電気自動車(EV)の普及を推進しており

2019年より下記の2つの規制を同時に制定することで相乗効果を狙っています。

NEV規制…メーカーに一定割合で「新エネルギー車」生産を義務付ける。

CAFC規制…メーカーに燃費の上限を定める、2020年には先進国と同等水準の平均燃費20km/Lが目標。

《 なぜ電気自動車を特に推進するのか 》

燃料電池車が電気自動車より環境負荷が低いことは明白ですが、正直なところ中国の技術では燃料電池車の開発は難しい、或は開発できたとしても販売に至るまでにはまだ長い道のりが必要との判断から、技術的に比較的簡単に生産できる電気自動車に注力することにしたのです。

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中国メーカーでは「BYD」を始め多くの中小メーカーが電気自動車を開発しており、消費者に対する政府の補助も多く徐々に売り上げを伸ばしています。

ただ現段階で燃料電池車の開発に目途を付ける以前に開発をしている中国メーカーは皆無だと思われます。一時期日本が目指す水素社会は世界の目指す電気自動車と離れており、充電設備を含めたインフラ整備を考えた場合には日本だけ燃料電池に進んでも世界で競争するのが難しいとの話が出ておりましたが、ぜひともトヨタを始めとする水素技術を開発する企業に頑張ってもらい、日本が技術大国としてまだまだ世界で強みを発揮できることを示してもらいたいものです。

 

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