スマホ支払いが一般駐在員や帯同主婦の間でも浸透
スマホ決済が駐在員や帯同の主婦間にも普及
2013年頃から微信支付&微信支付が使われ始め5年経ちますが、ようやく中国で生活している日本人もかなりの人がスマホ決済を使い出すようになりました。
日本人はもともと心配性であり現金主義のためなかなか使い出しませんでしたが、ここのところ会社の同僚や私生活で会う日本人にもかなり浸透し、「現金は持たない」人も増えています。かくいう私もいわゆる普通のお札と硬貨が入る財布はやめてカード入れに変更し現金はほぼ持っていませんが、日常生活で困ることはありません。
※万が一のためにカード入れに100元札を一枚折りたたんで入れています
出張などで地方に行くときは財布に現金を入れて持っていきますが、地方でも普通にキャッシュレスが普及しているので、
実際には困ることはありません。
日本も政府がキャッシュレス化推進の方針を表明
現在中国はもとよりスウェーデンなど北欧に一部の国家においてキャッシュレス先進国が生まれており、日本はかなり遅れをとっていいますが、ここにきて経済産業省もキャッシュレス化の推進を図る「キャッシュレスビジョン」を発表しました。
《キャッシュレスビジョン》要約
世界のキャッシュレス動向、日本のキャッシュレスの現状、それらを踏 まえた我が国における対応の方向性、さらに方向性を踏まえた具体的な方策を「キャッシュレス・ビジョン」として取り纏めたものである
①キャッシュレス化メリット
実店舗の無人化省力化、 不透明な現金資産の見える化、不透明な現金流通の抑止による税収向上につながると共に、
さらには支払データの利活用による消費の利便性向上。
②世界のキャッシュレス動向 (順位)
1,韓国 89.1%
2,中国 60%
3,カナダ 55.4%
4,イギリス 54.9%
5,オーストラリア 51%
:
10,日本 18.4%
③キャッシュレス先進国の導入背景
・スウェーデン
金融機関中心に国家を挙げた生産性向上、冬季期間の現金輸送の困難さや慢 性的な人手不足、
犯罪対策としてのキャッシュレス推進
・韓国
東南アジア通貨危機の打開策として、実店舗等の脱税防止や消費活 性化を目的として、
政府主導によるキャッシュレス推進
政府によるクレジットカード利用促進策
・中国
現金の安全性(偽札)、透明性(脱税)、コスト(印刷・流通コスト)にかかる課題の存在
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《感想》
たまに日本に帰国した時に毎回現金と取り出して支払うことに面倒くささを感じていました。
「ようやく日本のも動き出したか、またわざわざ政府主導でなくても」とも思うのですが、グローバル化・観光大国を目指す国としてキャッシュレス化は必須だと感じており、ぜひ一刻も早いキャッシュレス化を進めてほしいものです。
キャッシュレスはいいことだらけ
まだまだスマホ決済を不安に感じている人のためお伝えしますが、
キャッシュレスはいいことが沢山あります。
①個人間の送金や個人から企業への送金ができるので銀行やATMに行く必要がない。
⇒日本はATMの維持及び機材の購入に相当なお金がかかっています、
日本のATM手数料が高いのはこれらを維持するためだと言ってもおかしくないと思います。
ATMが多い=便利ではなく ATMが多い=管理・維持費用が高いと考えるべきです。
②スーパーの自動入金機が要らない
⇒日本のスーパーでは近年自動入金機が流行っているようですが、これはe-mailを使っている現在
においてカラーファックスを考案するようなもので、非常にナンセンスです。
レジにQRコードをかけておけばお客さんの支払いはすぐ終わります。
小銭まで自動で出し入れできような機械的に高機能なものは高額に決まっています。
③公共料金の支払いも簡単
⇒電気・ガス・水道代の支払いも非常に簡単です。
請求書に書かれているQRコードを読み取るだけです。
そのうちに紙の請求書も届かなくなり毎月スマホアプリが督促してくれるようになるでしょう。
通貨変革の時代 大昔は貝がお金だった
大昔 お金が存在しなかった時代は物々交換していました。そこから人々が利便性を求めて
貝を使うようになり、貝から金・銀に代わり、印刷技術の発展を経て現在の紙幣になったのです。
現在ビットコインを始めとする仮想通貨が世間をにぎわせていますが、今私たちはお金の変革の時代にいるのです。 そう考えれば現在の現金がなくなることは何の不思議もありません。
またインターネットの出現が世界が大きく変わり国境がなくなりましたが、まだお金には国境が存在しています。ビットコインなどは仮想通貨はお金の国境をなくします!
どの仮想通貨が生き残るのかは分かりませんが、これから必ず新しい通貨が世界に変革をもたらすでしょう!!