単語の覚え方

単語を覚えるのも語学学習の重要な部分ですが、

今回は覚えるべき単語の選び方やその覚え方自体についてお伝えします。

《 過去の私の単語暗記方法 》

私の場合はまずこちらの「頻出準 中国語1500単語」を購入し、

毎日毎日繰り返し暗記し載っている単語はほぼ全て暗記しました。

本当に数百回は繰り返したので、10年前に使っていたものですが今でも日本語を見れば中国語を言えます。

因みに中身はこのようになっており、各ページに5単語が記載されており、品詞ごとに分かれています。

その後更に語彙を増やそうと分厚い5000語記載の単語帳も購入して暗記を始めました。

 

《 単語帳の単語は使わない語彙も多い 》

ただ、結果5000語の単語帳は買う必要が無かったし、1500も場合により語彙を選定する必要があったと感じています。

中国に来てから10年経ちますが、単語1500の中でも一度も使ったことがない単語も多数存在するからです。

上の画像の3番目に「包袱 baofu」という単語があり、「荷物・負担」という意味のようですが、

これは一度も聞いたことがありません。

通常は荷物であれば「行李 xingli」、負担は「负担 fudan」というのが普通です。

 

《 単語の暗記・維持には膨大な時間がかかるし、使わなければすぐ忘れる 》

単語を覚えるには暗記を繰り返すことが必要ですが、暗記した語彙の数が増えるに従って繰り返しの暗記にも時間が必要になるため、徐々に単語量の維持が負担になってきます。

更に短期間の暗記ではなく、一定期間使わなくても長期間忘れないまで完全に覚えるには繰り返しの暗記を長期間続ける必要がありますが、

日常の会話の中で全く使わない単語を暗記しても聴く機会がないので単語帳暗記をやめた途端に忘れますし、普段聴かない単語は突然聴いても反応できないものです。

仮に5000語単語帳の5000語を覚えたとしても、それを維持するには毎日の復習に非常に多くの時間が必要です。

これを解決する意味でも「必要頻度の高い単語に絞って覚えていく」ことが必要です。

 

 《 単語帳の単語よりも中国人・中国語教師が話す語彙を優先して覚えていく 》

中国語の勉強を始めた初期は中国語教師と1対1の授業を受けていましたので、

授業中に教師が話す会話の中で出てきた単語の中で分からないものを全て紙に書き出してもらい、その紙を持ち帰って覚えるようにしました。

中国語の授業という限定されたシチュエーション内の会話とはいえ、教師が普段話す言葉を話しているためこうすれば使わない単語を覚える必要はなくなります。

また授業中担当教師に対し使用する教科書の中で特によく使用する言い回しについては別途覚えるように指摘してもらうようにし、重要な単語に意識を向けるようにします。

暫く学習した後で語彙量不足を感じたため「頻出準 中国語1500単語」で語彙を増やしました。

 

 《 単語辞典のような数千語もある単語帳は必要ない 》

まずは教師の会話に出てくる単語を暗記し、その後総単語数が1000前後の単語帳であれば購入してみてもよいと思いますが、それ以上の単語帳は必要ありません。

語彙数が多ければ多いほど日ごろ使わない語が増えるため、暗記を維持するのが難しく勉強が非効率になるためです。

まず日常会話よりやや高いレベルまではあらゆる分野の単語をまんべんなく覚え、ビジネス以上では自分の業界に関わる単語に特化して覚えるようにすればいいのです。

使用頻度の高い語彙に絞って暗記すれば毎日朝晩単語の復習をしなくても、会話の中で単語を聴くことができるため日増しに強く記憶されていきます。

 

 

 単語の暗記方法

①一瞬見るを何度も繰り返す

⇒「 1つの単語を1分見て、次の単語を1分みる」ではなく、1語を1秒みて次々に次の単語に行きましょう、単語は長時間みたから暗記できるわけではありません。

見る機会を頻繁に持つことが大事です。私が「頻出準中国語1500単語」を覚えていた時は朝晩1語につき0.5~1秒くらでさらさらと見ることを繰り返しました。

暗記の維持のためにも中国語を隠して日本語見て中国語を思い出し発音することを繰り返しました。

 

②書く必要はない!見る・読み上げる が大事!

⇒学生時代のように紙に単語を書き出しても意味はありません、何故なら貴方は中国語が書けるようになりたいわけではないでしょう。
目標は中国語を話せるようになることだからです。

 

③スキマ時間で少しでも単語を見る機会を増やす!

⇒①で書いたように1単語に長い時間をかける必要はないので、短いスキマ時間でもたくさんの単語の復習ができます。

スキマ時間の積み重ねで語彙も増えていきまので、「塵も積もれば山となる」で繰り返す時間を作りましょう。

 

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