中国人のアメリカ観 ファーウエイ問題について

今回は本来のブログ趣旨を外れて話題のHUAWEI(華為)問題に絡めて、

中国人のアメリカに対する考え方を紹介します。

アメリカはライバルが現れると卑怯な手を使った叩き潰す!!

中国人がこの問題をどう考えているかを知る前に、過去アメリカが東芝に対しても同じような嫌がらせをしていたという中国の記事が出ていたのでご紹介します。

この記事の中で過去にアメリカは日本に対して嫌がらせをしており、東芝が標的にされた。

更には当時のアメリカと日本の力関係の差から日本は言われるがままにに謝罪をさせられ、

輸出禁止などを制約を受けたことが紹介されています。

「ホワイトハウスで東芝のラジオを叩き壊す」 /  「 東芝は切腹しても許されない」

そして、プラザ合意により一気に円高が進み日本は「失われた20年」に突入したとあります。

また最後に当時の日本の状況と今の中国の状況とを比較して、

今の中国にはアメリカに対して卑屈になる理由はなく、中国は日本の二の舞にはならない!

として記事は締めくくられています。

 

少し話が飛びますが、中国はある国との関係が悪くなると、中国国内で企業活動をする相手国企業に対してあからさまな嫌がらせをします。

2012年の尖閣諸島国有化を発端とした反日デモで多くの日系工場が攻撃を受けた事は今でも私たちの記憶に深く残っているでしょうし、THAAD配備を機に関係が悪化した韓国資本のロッテが中国の各地にスーパーを出店させておりましたが、今ではどこも閉鎖されてしまいました。

また過去には仏大統領がダライ・ラマと会談したことで、フランス製品不買運動が起きるなど、

とにかく中国は大人げなく、政府間の問題を企業攻撃によって報復します。

ただ、中国メディアや中国人から話を聞いていると、アメリカこそが過去の東芝いじめのようなことを考え汚い対外政策をとる国なのではないかと思えるのです。

 

中国人はアメリカ的な精神は好きだが、アメリカを国としては良く思っていない

海外に住んでいるとその国の国策や国民性の影響からか、日本とは違う視点で別の国を見られるのが良いと思うのですが、中国人はアメリカに対して昔から少なからず不信感を持っています。

少なくとも日本人の対米感情とは違いがあります。

ここから中国人のアメリカ・アメリカ人に対する考え方を含めて紹介します。

日本人であればほとんど誰しもがアメリカは友好国であり、アメリカに対してなんとなく良い印象を持っているでしょう。

例えば小学生や中学生に「アメリカってどんな国」とアンケートをしたとしても、

「日本に原子力爆弾を落とした国  /  今だに日本に軍を駐留させている国」と回答する学生はまずいないでしょうし、米軍の駐留に対して違和感すら持っていないのが一般的な日本人の感覚だと思います。

ただ、冷静に考えれば他国の軍隊が自国内に存在しているのは非常におかしなことであり、

仮に日本が「自衛隊を中国に駐留させる」などと申し入れれば大反発が起きて大きな国際問題になることは必至です。

たまに中国人の友人から「日本は国内にアメリカ軍を駐留させていることをどう思っているんだ」と聞かれるのですが、中国人の質問はごもっともで本来はおかしいことなのに、違和感を感じない日本人に問題があるのだと思います。

それに少なくとも現代において世界でアメリカほど簡単に戦争を起こす国はありません。まずは強い経済力を武器に経済制裁を行い、それでも相手国が言いうことを聞かなければ正当そうに聞こえる理由をつけて武力行使に向かう。それがアメリカだというイメージを

 

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