医療インバウンドと医療通訳 中国の医療事情
先日のブログで「将来性伸びる業界を選んで就職する」とアドバイスをしましたが、
今回は私が注目している医療インバウンドについて中国の医療事情も含めてお話します。
中国語を学習中のみなさんは是非将来の職業選択の一つとして検討ください。
2月25日付けの日本経済新聞でも医療通訳の需要が増加とありますが、
今後、需要の増加が続く職業とみて間違いないと思われます。
医療インバウンドとは
ここ数年外国人の患者や検診希望者を日本の医療機関に呼び込もうとする動きが活発化しており、
日本政府も新成長戦略として後押しする構えです。
日本の医療の優位性
今世界で注目されているのが再生医療・細胞治療です。
今まではなかった治療方法で、簡単にまとめると以下のようになります。
再生医療と幹細胞についてこちらに読みやすい情報がありますので、みてみてください。
2012年に山中教授がノーベル賞を受賞してから「ips細胞」という名が世の中に広まり、治療の将来性・有効性が広く認識されだしました。
そこから日本政府も国を挙げて
本当にあった怖い話 子宮癌 中国の病院の対応とは
中国人友人の知り合いが子宮ガンにかかった話をご紹介します。
福建省出身で1986年生まれの彼女は生理が1か月経っても終わらず不審に思って病院に行ったら、
ステージ4の子宮癌であることが発覚したのです。
推測ですが、福建省の人たちは鳥スープを好んで食べるのですが、中国の鶏肉は成長を早めるために
成長ホルモンを注射して育てています、それら家畜に打たれた注射や化学物質は人間が食べることでそのまま影響を受けます。また自分で事業を
フィリピン居住であったためまずはフィリピンで診察を受け、その後上海の病院でも見てもらいましたが、「特にできることはない」と言われるだけでした。
そこでこの女性は最後のチャンスを求めて日本の医療機関を訪れることになります。
その医療機関では自分の採血した血液を遠心分離機にかけて癌細胞を攻撃する細胞を取り出し、
その細胞を時間をかけて培養し、培養した大量の癌攻撃細胞を体内に戻すという治療をすることになりました。
培養に時間がかかることと、抗がん剤の併用が必要ということで、中国に戻り抗がん剤を打ち、
定期的に日本に来て培養された細胞の注入を繰り返して治療を目指します。
中国の医療レベル・医療の状況とは?
現在中国ではまだこのような治療は国の規制があって実施できないといのが実情のようです。
またそれ以上に中国では下記の2点より末期患者や既にガンが進行している患者に対して医者も積極的に関わろうとしない非情な現実があります。
①たくさんの患者がいるため、助かる確率の低い進行ガンの患者に時間をかけるより、
早期発見したステージ0などの患者に時間をかけたほうがより多くの患者を救える。
②中国では患者が死亡してしまった場合に患者の親族が病院を訴えたり、感情的になって医師に暴力を振るう事例が後をただず、基本的に末期患者に取り合ってもメリットがないという考えが浸透。
加えて中国の医療技術が日本より低いということではありませんが、中国では本当に優秀な医師・優れた医療技術を得るためには莫大なお金がとコネが必要となるため、少なくとも多少お金に余裕がある程度の庶民では優れた治療を受けることはできないのです。
このような状態のため、今後も多くの満足な治療を受けられない中国人が溢れることが予測されます。
アリババのジャック・マーがガン患者の大量発生を予期
中国語の記事ですが、2016年にジャック・マーが将来10年間にわたって肝臓がん・胃がん・肺がんが大量発生すると発言しています。
・肝臓がん…水が原因
・胃がん…食べ物が原因
・肺がん…空気が原因
ジャック・マーと言えばアリババの創業者として中国で最もその動向が注目さえる人物であり、
未来を見る目を確かなものをもっています。このジャック・マーが発言するのですからそれなりに
信憑性のある情報だと考えられますし、中国の水・食品・空気は本当に化学物質による汚染が深刻であるため私は今後ガンの大発生が起きると考えています。
また中国は自国の医療を完全には信用できないと思っていることも海外での治療を目指す
きっかけとなっています。最近では例を挙げると、昨年こちらの記事で紹介した児童用の偽ワクチン事件のような悪質な問題が度々発生するためです。
中国では本当に金儲けのためなら人がどうなろうと関係ないとう良心のない人間が多すぎます。
当然中国人自身もこういった問題を意識しているため、特に自分自身や家族の健康・安全にかかわる医療においてはなおさら海外で受けたいという希望があるのです。
日本での医療ツーリズムは伸びる
これらの状況から私は今後訪日医療がおおきく伸びると考えています。