語学を生かしやすい職場なら地方の中小企業が優位 

学生時代に留学したり、転職を目指して語学資格を取得した人たちにとって、会社でいかに語学能力を発揮する機会を得るか・得られるのかということが重要だと思います。

せっかく努力して中国語をマスターしたのに、会社で使う機会がないのではいづれ語学レベルも落ちかねません。

特に新卒入社の場合、日本企業は一般的に下積みが長いので、何年待ったら語学を使う実務を任せてもらえるのかが心配になるところです。私の勤める会社でも英語が話せるのに業務で全く使う機会がないという社員は多いです。

今回は「入社後に本当に語学力を使った実務を任せてもらえるのか」という点から私の思うポイントをお話します。

 

地方の中小企業は人が集まりにくい

好景気が続いており人不足が問題とされており、ただでさえ人材確保が難しくなっていることと、若者の安定志向による都市部の大企業への人気の偏りがあり、中小企業は人材の確保に苦労しています。

特に地方都市で、しかも中小企業となるとなかなか選んでもらえないのが現実であり、私の会社も中部地方の3級都市に位置する中小企業であり、人事部は採用活動に苦労しているようです。

地方の中小企業でも海外企業相手に事業を展開していたり、売り上げの半分が海外と言った企業は少なくないですが、

英語や中国を使える人材を地元で採用するとなると、語学習得者の絶対数が少ないため採用活動はより難航します。

地方では地元が好きで地元から離れない人が多く、また内向きな志向もあり海外に出て語学を修得しようと考える人も少ないようですし、逆に海外での留学経験があるようなアグレッシブの人材は地方に留まらず、よりチャンスの多い都市部に出ていこうとするからです。

 

地方の中小企業なら語学習得者は貴重な存在

一般的に日本企業は入社後の教育や下積みが長く、実務を任せてもらえるまでに時間が長くかかる面がありますが、

人材が少ない中小企業であれば、より短期間で実務を任せてもらえます。

仮にあなたが20人規模の購買部に配属されたとして、きっと語学能力のある先輩社員は1人か2人で、その内の1人は5年以内に定年退職と言った状況が一般的だと思います。特に仮にあなたが部署内で唯一の外国語話者であった場合は尚更あなたの重要性は高まります。

私の勤める会社も地方都市の中小企業ですが、語学能力のある社員は入社3年目で外国人相手に商談を行い、

海外出張にも頻繁に出ています。

自分の市場価値を最大化するという意味で、競争相手の多い大企業ではなく、競争の少ない場所を選び実績を積むということも

キャリアプランを築く上で大切だと思います。

 

 

 

 

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