本当の中国語力が分かる中国語テスト C.TEST 実用中国語レベル認定試験
文法力を計るのではなく「本当に話せるのか?」を計れるテストがあります。
それがC.TESTの会話試験です。
日本語教師をしていた時に多くの「文法は分かるから試験はできるけど、全然話せない学生」を目のあたりにしてきました。
何故こういうことになるのかはいくつか関連の記事を書いているので参照ください。
実際に多くの語学試験は正しく文法を理解しているかに重点が置かれており、
本当の意味での「話す・聞く力」を測られるテストは多くないのです。
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C.TEST(会話試験)は完全な会話形式で語学力を計る唯一のテスト
C.TESTは筆記試験と会話試験の二種類がありますが、私がお勧めするのは会話試験です。
試験会場ではスカイプのようなネット回線のテレビ電話の先にネイティブの試験官が座っており、
そこで一対一での会話が行われます。
まず、自己紹介的な内容から始めて1~2分ウォーミングアップしてからレベル判定の会話試験に入ります。
勿論ウォーミングアップの段階でレベルを測られており、
ここでのあなたが話した中国語レベルに応じて試験中の会話の難易度も試験官が変えてきます。
具体的にはC.TESTは以下7つのレベルで評価される試験であり、
レベル評価:専門級・A級・B級・C級・D級・E級・F級
⇐上級者 下級者⇒
私は2012年に受験し、結果は「B」級でした。
その後は受験していませんが、たぶん今はA級には受かると思います。
《 ウォーミングアップ時のレベル判定ごとの会話試験の内容例 》
1、E級・F級:絵を見て絵の内容について質問に答える。
2、D級・C級:簡単な議論及び軽度の談話
・毎日どんな仕事をしているか?
・なぜその仕事を選んだのか?
・○○についてどう思うか?
3、B級・A級:複雑な議論に対する意見及び談話
・仕事は忙しくが給料が高い仕事を選ぶか?或いは給料は標準的だがライフワークバランスが
取れている仕事を選ぶか?
4、専門級:複雑で抽象的な議論について意見を述べる。
このように試験官は受験者のレベルに沿った質問をしてくれるので、
初級者も会話にならずに困ることもないし、上級者でも自分の中国語力をしっかりと発揮できます。
私が知る限り語学試験の主催者側にとって手間のかかる一対一の会話形式の試験を行っているのは
このC.TESTだけであり、こういった試験こそが本当に意味のある試験だと思います。
C.TESTの弱み
試験方式・内容自体は非常に有意義ですが2つ気になることがあります。
①認知度が低い
中国語試験の代表格であるHSK・中国語検定試験などに比べるとあまりメジャーではありません。
語学資格は就職や転職を有利に進めるという意味で言えばPR力が弱いかもしれません。
ただ今はネットでなんでも調べらえる時代です、履歴書にC.TEST A級合格 と書いておいて
企業が選考段階であなたに注目していればC.TESTについて調べてもらえるでしょう。
②開催地が東京と大阪のみ
開催地が限られるため、地方都市の人が気軽に受けにくいです。
本当の意味で自分の中国語のコミュニケーション力を測りたいという人は
是非是非C.TESTを受けてみてください。