就活生が中国企業に注目
以前から現地採用についての情報も発信しておりますが、日本経済新聞から気になるニュースが掲載されていましたので、
少し時間が経っていますがご紹介します。
「就活生、中国企業に関心 日本法人を現地勤務の入り口に」
保守的で大手企業勤務や公務員を希望する若者が増えているというイメージの中で意外でしたが、
中国での勤務や中国企業の日本法人への就職を考える就活生が増えているとのニュースでした。
以前中国での「現地採用」勤務について記事をまとめていますが、今までは中国関連で働くと言えば確率の低い企業の駐在員か待遇の不安な現地採用しかありませんでした。
しかし、ここ数年で日本に進出する大手中国企業がかなり増えてきており、今後は日本にいながら中国の文化や商習慣を経験できる選択が増えたのです。
家電量販店で中国メーカーのスマホが販売されていたり、アリババ集団が記録的な売り上げを記録したりなど、
中国企業の情報を身近に感じるようになった学生が増えているようです。
また昨年からの米中の貿易戦争も中国企業の知名度を上げるのに一躍かっているのではないかと思います。
2017年から中国は外国人就労者のビザ取得要領を厳格化し、それなりの人材であり、
それなりに収入があり高額納税が期待できる人にしかビザを発給しなくなってしまいました。
以前であれば卒業すぐに現地採用で就労することができたので、
現地採用で中国ビジネス経験を積んでから帰国して駐在員を目指す道がありましたが、
今後は大学を卒業したてて留学生がそのまま中国で就職することはほぼ不可能になってしまいました。
その代わりに日本に進出してくる中国企業が増えることで留学生に新たな選択肢ができたと言えます。
ビジネスにおける中国人の考え方は欧米に似ており、日本企業と比べた場合考え方の違いがあります。
・成果主義。
・決断が速い。
・プライベートの時間を大切にする。
・自分の意見持っていることが大切。
・社員同士の関係はドライ。
2020年は米中貿易戦争がどのような方向に進むのか気になるところではありますが、
アメリカが中国をライバル視し、世界が中国に注目している証でもあります、日本への進出が増えている
中国法人への就職を考えてみてはいかがでしょうか。