中国大都市 ホワイトカラーの平均給料が日本人に切迫

日本人の一般的なイメージでは中国には多くの富裕層がいるものの庶民の生活は苦しいと考えているでしょう。

では一体庶民の給料はいくらなのでしょうか。ホワイトカラーに限って言えば北京や上海を始めとする一級都市では10,000元近くになっています。(10,000元≒170,000円) まだ日本人の水準には届きませんがかなり肉薄してきており、今後の上昇を加味すれば大都市圏の平均給料が東京の平均給料を上回る可能性があるかもしれません。

「月給10,000元」と言えばひと昔前までは本当に限られたエリートでしか得られない高級を表す金額でした、中国人自身も平均額が10,000元に達したことを驚かずにはいられません。ただこれは中国がより強大な国なる通過点に過ぎず大都市圏の平均所得はさらに伸び続けいづれ日本を超えるのではないかと思われます。

中国にも顕在する多くの問題があり中国否定論も数多くあります、但し私が9年近く現地で生活をしていく中で中国の成長を実感することが3つあります。これらは成長している国では正常にみられる現象であり、中国にいるからこそ何も変化のない日本を心配に感じもします。

①所得の増加

中国の企業は契約更新毎に社員から給与の交渉を受けます、ある工業区で他社が上げているのに自社が上げないと社員はすぐに他社に流れてしまいます。毎年昇給が続くことは企業の収益を圧迫しますが、

②物価上昇

毎日のように購入する食糧品をはじめあらゆるものが値上がりを続けています。

私が感じる身近なものではクリーニング代・スポーツジムの会費・タクシー代などです。

③建築物(高層ビル)の増加

たまに日本に帰国しても地元の街並みは何も変わっていませんが、中国は常に新らしい建造物が建築され、既存の区画の補修・整備が行われるため数年たつと以前の面影を失っているほどの変化が起こります。


むろん日本はかなり以前に経済成長を果たしており、既に高いレベルを実現しているため伸びしろがなくなっていることは仕方ないとは思います。ただ自国の成長を少しでも維持するためには現在進行形で発展している国との協力関係を強めていくしかないのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

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