学資保険・貯蓄性保険

もし貯蓄性のある保険を考えているなら日本の保険はお勧めしません。

保険会社は顧客からの保険料収入を運用(≒投資)して資金を増やし、増えた分で顧客に補償金を支払いっています。ただ日本の保険会社の運用は利回りの低い国債・地方債・企業の社債です。株や不動産などはリスクが高いため保険会社の資産の内の一部しか割り振られておりません。

日本は国が保険会社があまり強気な運用を行って損失を出さないように投資分配に対してルールを課しているからです、資産の全額を株に投資することはできないのです。

こういった国のルールの下で日本の保険会社や銀行が国債を買い支えているのです。

でもここで考えてみてください、個人国債の金利はいくらだと思いますか?

年利が0.05%(税引前)  0.039%(税引後)ですよ、100万円投資して500円/年だけです。

これじゃ100万円分の10年国債を買っても金利が5,000円です。

この運用方法では保険会社が保険加入者に支払える補償が少額になるのも仕方ないです。

貯蓄性保険の利回りは何パーセント?

ここでは学資保険を例に年利を考えてみます。

大手N社の300万円補償の商品です。

このプランは毎月の保険料13,350円を18年間に払い込み、

大学入学時から分割して保険料が支払われというもので、

13,350円×12か月×18年 = 2,883,600円の支払いに対して、

3,000,000円が得られので104%だと言っているのですが、

注意していただきたいのは18年でたったの4%だということです。

では18年で4%を年利に換算するとどれくらいなのでしょうか。

なんと0.44%です。

「13,350円を0.44%で18年運用」すると約300万円になるのです。

確かに銀行預金に比べればマシかもしれませんが、これでは資産運用としては利率が悪すぎます。


それであらば投資信託や海外の保険がより資産を築きやすい方法ではないでしょうか。『安全な投資で一番大切なのは時間をかけた長期投資』であり、18年という時間があれば多くの利益が見込めます。

13,350円の年利3%・ 5%・ 8%運用での結果

①安全性を高くとった利回り3%

18年後の総額:3,817,304円

3,817,304円 – 2,883,600円  = +933,704円

  18年での返戻率  132%

②ミドルリターン・ミドルリスクの5%

18年後の総額: 4,661,847円

4,661,847円 – 2,883,600円 = +1,778,247円 

18年での返戻率  161%

③少し強気の8%

18年後の総額:6,409,150円

6,409,150円 – 2,883,600円 = +3,525,550円

18年での返戻率  222%

計算方法 楽天証券趣味レーション

《日本の学資保険と投資信託の区別》

投資は怖いとお考えの人も多いと思いますが、具体的に何がリスクになるのでしょうか? 私も6年間日本の投資信託をやっていますが、上がっている時と下がっている時があります。但し投資期間の8~9割は上がっています。これは損をする確率が1~2割あるということではありません。

例えば1年間運用しているとしたら、1年の中で1~2か月半ほどは運用益がマイナスになっているということです。

なので運用益がマイナスになっている時に解約=出金しなければ投資信託で損をすることはまずないのです。

投資信託の内容にもよりますが、ほぼ日本及び世界の景気と連動しているので、

景気がよければ利益が増え、悪ければ減ります。

景気の後退(不況)は必ずやってきますが、不況の時に解約したら損をするということです。お子さんが大学入学前に大不況が起きているとすれば投資信託はマイナスになっているはずです。その時に余剰資金がなく投資信託を崩して学費にあててしまえば損をすることになります。余剰資金を持ち景気の悪い時に投資信託を崩さないようにできればまず損をすることはありまえん。

⇒ただし投資信託の商品選びも需要です。

《 信託商品の選び方 》

いわゆる「直販型ファンド」から1つ選んで20年以上を目標として長期積み立てを続けてみてください。

直販ファンド 

 

 

 

 

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