上海 でドローン配送運用開始!

レストランの自宅配送が大人気

中国ではここ2~3年ほどでワイマイ(外卖)と呼ばれるテイクアウトが大人気!

テイクアウトと言っても日本ではレストランに行って持ち帰り用の容器に入れるのが普通ですが、

中国ではレストランに行く必要がなく運送担当が家まで運んでくれるのです、スマホアプリでちょちょっと操作して好きな料理を選ぶだけ。

注文から30~40分で自宅まで配送してくれます。配送料も1件100円未満なので気になりません。

注文の手順

「大衆点評」というレストラン検索サイトがあり(日本の「ぐるなび・食べログ」)、こちらのスマホ用アプリから簡単に注文できます。

サイトを開いて「外卖」(テイクアウト)を選び、テイクアウトができるお店の一覧からお店を選択、料理を選んで住所を入力。

支払いはもちろんスマホ払い!

システム

大衆点評が注文を受けると、お店に注文を伝えると同時に、配送員の手配を瞬時に行います。

大手の配送会社がいくつかあり、その配送業者の雇っている数百数千という配送員が常に町中で待機しながら料理を運んでおり、大衆点評のシステムから注文レストラン及びお客さんの近くにいる全配送員のスマホに「◎◎レストランの料理を△△まで運ぶ」という情報が配送料の提示と共に送られます。

これを見た配送員が自分がやりたい注文を選んで配送業務を請け負うのです。1件に付き平均で100円の配送料が配送員の給料として支払われます。複数の注文を同時に獲得し時間のロスなく配送を完了させれば割のよい仕事になるため、外地から来た多くの人が都会でこの仕事に携わっています。

《電動自転車の後ろにケースを積んで弁当を運ぶ人達》

スマホで注文を受けながらひたすらお弁当を運びます。

テイクアウトする側からすれば便利ですが、

街中を歩いているとかなりのスピードで運転するので危なっかしい配送員も多く死亡事故を含め問題多発しています。

なんとドローン宅配開始

そしてなんと「ドローン宅配開始」のニュースが飛び込んできました!

弁当入れの箱をドローンにつけて配送するのです!

ドローン配送の利点

今回の運用はひとまず人口密集地ではなく、工場の多い国業区に限定した運用ですが、下記のメリットがあります。

・配送スピードアップ、注文から配達までの平均時間を30分 ⇒ 20分に短縮! (電動自転車 25km/h  /  ドローン 65km/h)

・配送コストの低減

・配送員の仕事量の軽減

・配送員の交通事故防止による安全性の向上

中国はとにかくまずやってみる

やはりトライ&エラーの中国は新技術の採用・実用化が早くてすごいです、

たぶん故障して墜落したり、人や建物に当たったり運用上問題は起きるでしょうが、まずはやってみて徐々に改善していくというのが、

まさに中国方式! 論中国式・日本式双方に良い点がありますが、最近はリスクばかり考えて結局なにもしない日本式よりも中国式の方がよいのかな~と思い始めてきており、今回の件にも少し感心しています。

かなり以前からamazonでも本の配送をドローンにするといったことが言われていますが、この配送革命には注目していきたいものです。

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